新築を建てる時、どんな建物を何処で建てるかを決めなくてはいけません。
その過程で色々な建物、会社等を比較した考えたりしながら最終的にはひとつに絞らなくてはいけません。
当たり前といえば当たり前のことですけどね(汗
とはいえ、家を建てるとなると金額が金額なだけに・・・
その当たり前のこともホント色々考えてしまいます(;´・ω・)
私の場合は最終的に永和住宅に決めたんですが(まだ契約はしてないけど)最期まで比較検討をしていたのは一条工務店です。
新築で“最終的”にどれくらい費用が必要かを考えた
家づくりで候補として考えていた一条工務店をやめた理由について私なりの理由をいくつか書いています。
そして今回は費用的な理由について触れていきます。
他の記事でも書いているように一条工務店の住宅性能と金額を考えた場合、ひいき目なしにコストパフォーマンスには優れていると思います。
ただしこれは性能という面からのみ考えた場合です。
そしてこの金額に対してコスパが良いというのは一条工務店の標準品が前提となります。
一条工務店のオリジナル標準品では満足いかなかった
フロアー、建具等の仕上げ材であったりデザインであったり・・・
衛生器材の好みや使い勝手を考えると標準品では納得いかない場合は必然的にオプションでの対応をしてもらうことになります。
そうした場合、一条工務店の標準品はメーカー品ではないのでその差額が大きい。
メーカー品→メーカー品ならそれほど差額は大きくならないですし、商品によっては減額が発生するくらいですがそれはほぼ期待できない。
要するに標準設定の部材では物足りない場合、どんどん住宅価格が大きくなっていくということです。
全て標準品で建てても決して安いとは言えない価格の建物です。
スタート時点がローコスト住宅ぐらいの価格なら追加追加で金額が上がっても一般的な建物の金額に収まるのかもしれませんが・・・。
私の場合は・・・というか嫁も標準設定の商品ではちょっと満足いく建物にはならないなぁという感想だったんです。
残念なことに標準設定されているものでコレが良いってのが一つもなかったわけで・・・。
子供部屋などの居室ならそれでもいいかって感じのものばかりで悪くはないけど「ふーん」って感じです。
なので一条工務店で建てるとなると多くのオプション工事が発生することはほぼ間違いなかったと思います。
当然、家を建てる費用というのはおおよそ決まってるわけで・・・
自分の中で色々プランを考えて大体、240㎡ギリギリくらいの建物になると見込んでいたので割と大きめの住宅の部類に入ると思います。
一条工務店で素直に標準品のみで建てれば予算的にもいけるのですが・・・
完全二世帯住宅なのでキッチン、風呂等は2台づつです。
それに加えて建物も大きめなのでフロアーや建具など現在もそれなりの量になります。
これらを全てをオプション扱いとしてメーカー品に変えるとなるとどうなるのか想像がつきます。
そう・・・予算オーバーになる!(笑
家づくりは“家を建てるのが目的”じゃない
家づくりって建物だけにお金をかけるわけではありません。
外溝や家電製品、家具やインテリアなどにもそれなりの費用がかかります。
家を建てるのがゴールではないと思っています。
家を建てるのが目的なら思いっきり家にお金をかければいいのかもしれませんけどね。
私は家を建てるのは単なる手段のひとつに過ぎないと思っています。
新しい家でみんなで快適に楽しく生活をしていくためには、家という入れ物だけあってもどうしようもないかと思っています。
入れ物(家)の中だけ快適なのと生活が快適なのはちょっと意味が違うと思っているんです。
外から家に戻ってきて駐車場やアプローチなど全体で見ての満足感、できれば外でも楽しめるようなスペース。
室内でいえば空間の演出であったりインテリアで癒されたり、便利な家電なども使い快適な時間を過ごせるような家にしたいと思っています。
そのためには住宅にかける費用+αをそれなりに見込んでおかなくてはいけないと思っています。
大抵どこの住宅会社でも見積もり時に“住宅価格以外にかかるだろうと思われる費用を枠として表示”してくれるとは思います。
が、それは最低限かかる費用程度の内容だと思っています。
なので実際はそれ以上かかると思っているんです。
場合によっては住宅で多少我慢できることは我慢してでも、諸々の予算は確保する必要があると思ってるくらいです(・ω・)
家本体に頑張ってお金をかけて予算を使い果たし最後に寂しい外溝になったり・・・
今まで使っていた家具や家電、照明器具まで頑張って使う方などどれだけ見てきたか。。。
ま、これは人それぞれ価値観は違うのでそれがダメとかって言っているんじゃなく、私はそんな風にはなりたくないなぁと思っているだけですけどね。
無駄に高くなることは避けその予算を別の事に充てる
一条工務店の標準品を外しフルオプションで建てるとこれが無理になります。
だったら標準で我慢すればいいじゃん!
って思われるかもしれませんが・・・
ま、止めた理由は最終的な費用だけで考えたわけではありません。
その最終的な費用には無駄が多いと感じたことも理由のひとつです。
こちらの記事にも書きましたが、一条工務店の住宅価格算出のベースとなる“施工面積×㎡単価が本体価格”このシステム。
これって大きめの家を建てる場合は不利に働くってことになるんじゃないかと。
家の価格をアバウトに判断する時によく“坪単価”って聞きますよね?
コレって本来、“坪いくら”って単価で考えるのは本当はおかしい話しなんです。
大まかな目安くらいでアバウトに考えるならいいのかもしれませんけど。
お風呂やキッチン、トイレ等全て同じ種類や台数で【大きな家】と【小さな家】で同じ坪単価になるハズはありません。
大きな家は空間や部屋数が多いだけなのでその大きさに“住宅設備を全て含んだ坪単価、㎡単価”を掛けること自体、計算としてはおかしい話しです。
住宅のような建物は一般的には“小さい家ほど坪単価は高く”なり、“大きい家ほど坪単価が安くなる”傾向にあります。
※使う材料は大きい家の方が多く使うのでもちろん総額としては大きくなります。
一条工務店ではこの理屈が通用しないようです。
大きさに対して単価を掛けたものが住宅価格となるならば、大きな建物は単純に割高での金額になるのではないかと。
それなら他社で住宅性能を上げたり気に入った商品を使っての家づくりができるって結論にいたったわけです!
その他、これも費用的に無駄かなぁと思ったのは住宅性能を売りにしている全館空調&床暖房。
これも建物が大きくなると少し無駄な費用となって負担が重くのしかかってきます。
というのは、将来子供たちの世代も考えての家づくりだったので部屋など少し余裕をもって計画しているんです。
まして今居る子供たちもいつ出ていくかわからないですし。
それで全部床暖房といってもちょっと無駄じゃないかなぁと。
あとは床暖を一年にどれくらい使うだろうって考えたことと、いつかは壊れるものってことも考えました。
何かで見たんですが・・・床暖を設置して故障した家はそのまま床暖を使わなくなる人が多い傾向にあるって内容でした。
床暖と一言でいっても色んなタイプの床暖がありますし何年くらいが寿命なのかまではわかりませんが・・・。
故障してそれを直すのにそれなりにまとまった費用がかかるようです。
福井で生活をしていくのに1年で床暖が稼働する期間、そして設備としてかかる費用、それを使っていくランニングコスト、そしていつかは故障することなどを考えると全館床暖じゃなくてもいいかなーって考えたんです。
もちろん予算に制限がなかったら付けないより付けた方が良いに決まっていますけどね(笑
ただ、現実を考えた場合その重要度は低いってイメージです。
家づくりでの費用について考えたまとめ
うーん・・・
費用面で色々と書いたけど話しがごちゃごちゃと分かりにくいかな(;´・ω・)
家づくり費用について考えたまとめはこうなります。
- 一条工務店の標準品が気に入らないのでそれらを外してフルオプションにするとバカ高い建物になる。
- 費用は外溝や家電などの生活用品、家具、インテリアなどにも残して楽しく快適に生活できるようにしたい。
- >その為には無理して建物だけに費用をかけるのは良くないと判断。 一条工務店の価格ルールは大きめの建物には向いてない。
- それなら一般的な価格の出し方のところで性能を上げ満足いく建物を作る余地が十分ある。
- 無駄に感じること、将来的に負担になる可能性のあることに予算を割くのは止めてそれを他の事に回す。
私の場合、こんな感じになります。
だったら、それだけサクッと書けよって感じかもしれませんけど(笑
以上!最後まで“家づくりブログ/新築で失敗せずに快適生活!” をご覧いただきありがとうございました(^^)
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