永和住宅で新築を建てる(基礎鉄筋工事のポイント その壱)

福井で新築ブログ基礎鉄筋工事
今回の家づくり実践ブログの記事は鉄筋についてです!

新築工事中の我が家の様子を見に行ったら基礎鉄筋組の工事がほぼ終わっている状態でした。

基礎工事において鉄筋工事というのはとても重要な点です。

ということで、基本的な鉄筋組のポイントも説明していきます。

 

基礎の鉄筋工事のポイント

  • 配筋(配筋ピッチ)が正しく施工されているか
  • 鉄筋の重ね継手が必要な寸法を確保できているか
  • 鉄筋の定着必要寸法が確保されているか
  • コンクリートかぶり厚は確保できているか

この4点は必ず抑えたいところです。

細かいことを言い出せばまだまだ注意点があるのですが・・・

個人の家作りブログで建築の専門的なことばかり書いても仕方ないので割愛します(笑

それでは順番に・・・

基礎鉄筋の配筋が正しく施工されているか

まず配筋とは何かについて簡単に説明をしますね。

配筋とは設計図書に基づき鉄筋を正確に配置することです。

基礎の鉄筋を組むのに鉄筋資材を切ったり曲げたり繋いだりしながら正しく組み上げながら行うのが一般的です。

住宅の基礎程度ならこれらを現場ですることが一般的です。

永和住宅の基礎は我が家の場合(永和住宅の基礎全てが同じとは限らない)

■ベース基礎
 コンクリート厚150mm
 鉄筋:シングル筋D-13@150 

■立上り基礎
 H(高さ)400mm、W(幅)150mm
 鉄筋:シングルD-10@200(主筋は除く)

でした。

 

基礎工事配筋仕事で建ててる住宅はおそらくこの倍くらいの鉄筋量なのでなんとなくひ弱な感覚を覚えてしまいますが木造の基礎としては一般的な感じでしょうね。

現場を確認させてもらったところ、鉄筋のピッチ(鉄筋同士の間隔)は正しく施工されていました。

当たり前なんでしょうけど・・・。

 

ベース鉄筋感覚写真はベースの配筋を確認しているところですが立上り部を写真撮り忘れた・・・

取り忘れたというより撮ったハズなんですけど見つからない。。。

ですが現場で正しく施工されているのは確認済みです!

だから当たり前だって・・・(笑

 

 

しかし、この当たり前が間違っていたらそれこそ欠陥住宅決定なので確認はしたかった!(・ω・)

ちなみにベースの配筋は決まった感覚で升目になってればいいというものではなく、細かいことを言えば長手、短手で鉄筋を流す方向がありその他にも色々なポイントがあるのですが・・・省略!(笑

また、鉄筋自体も色々な種類の規格があり用途にあった鉄筋を使いますが・・・
これも割愛!(・ω・)

鉄筋の重なり部分をつなぐ結束線も割と細かく入っていましたし、鉄筋を地面から浮かせるスペーサーブロックのピッチもまぁそんなところかと思ってみてました。

 

あと少し余談ではありますが、現場で鉄筋をいちから組み立てるのではなく工場などで溶接など加工をしたユニットを現場で組むという方法もあります。

作業効率や精度が上がるなどのメリットがある反面、鉄筋に高熱を加えて溶接することは鉄の性質を変えることにもなります。

これは鉄筋が断面欠損する恐れにも繋がり強度不足ということにもなってしまいます。

それを見越しての設計ならまだ良いのでしょうが・・・
基本的には基礎の鉄筋は溶接無しの方が良いと思います。

現場で溶接は尚更よろしくないと思います。

鉄筋の重ね継ぎ手が必要な寸法を確保できているか

建物など大きなものを作る場合はどうしても鉄筋同士を繋ぎ合わせる必要があります。

全て一本物の鉄筋で組んである基礎は見たことありません。

というかそんなこと出来るんだろうか・・・。
ま、そんなことはどうでもいいとして、、、

この鉄筋の重ね継手も鉄筋工事の重要なポイントとなってきます。

その前に、まずこの“重ね継手”とはなんなのかを簡単に説明しますね。

重ね継手とは、別々の鉄筋を1つに重ねて継ぐ接合部分のことを言います。

この重ね合わせる部分の寸法は重要で、決められた寸法重ね合せることではじめて1本の鉄筋の引っ張り強度が発揮できるようになります。

逆を言えば、この重ね継ぎ手に必要な寸法が確保できていないと引っ張り強度が不足しているということになりますよね( ゚Д゚)

 

そんな大切な部分がちゃんと施工されていないって事無いだろ!と思う方もいるかもしれませんが・・・・

悪意を持って寸法を確保しないケースは流石に無いと思いますが、やはり現場で作っていくものなので必ずしも完璧じゃないケースもあるというのが現実です。

これくらいなら大丈夫かなという職方さんの判断も入ってしまってる気もしますが・・・これは全ての施工に言えることなんですけどね。

意図せずとも施工に不備があればきちんと是正をしなくてはいけません。
だから私たち現場監督というものが存在しているんです。

あ、今回は私は施主側の立場ですが・・・(笑

鉄筋重ね継手寸法で、当然ながら我が家の鉄筋同士の重ね継手も確認をさせてもらいました。

その確認の結果を先に言えば・・・
特に問題無し!でした。(重ね継手に限っては)

ちょっと気になるところもあったけど、まぁそこまで望んでも仕方ないかって程度だったので良しとしました。

 

 

さて、このこの鉄筋の重ね継手にポイントとなる部分を少し説明していきますね。

重ね継手に関して言えば、建築に詳しくない人の場合、40d(dは鉄筋の太さを表す表記)って数値だけ覚えておくと良いと思います。

この40dとは、鉄筋の太さ×40倍ってことです。

例えば鉄筋がD-10(10mmの異形鉄筋)同士を繋いでいる部分で重なりに必要な寸法は40×10=400mmが必要。
D-13の場合は40×13=520mm必要ってことになります。

鉄筋の種類や形状、特殊に施工方法にによって例外的な場合もあるのはあるのですが、なので一般住宅ならこの40dということさえ意識していれば良いかと思います。


ん~~・・・・
説明は簡単にしているつもりでも結構長い記事になってしまっていますね・・・
基本的な部分だけなのにまだ半分程度(汗

このまま続けて記事にすると家づくりブログを読んでる方も疲れそうなので基礎鉄筋工事しについては分割して続きは別の記事で書くことにします!

ってか、今思ったたんだけど我が家の新築実践ブログというテーマとは違う路線になっているような・・・・(笑

ま、でも新築を検討している方や今まさに新築工事を始める人の参考になればそれでいいかな!

今回も “家づくりブログ/新築で失敗せずに快適生活!” をご覧いただき、ありがとうございました!

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