我が家の新築工事が順調に進んで鉄筋工事も終わり次の工程はベースコンクリート打設が終わりました。(画像は実際の生CON打設時の状況です)
基礎のコンクリート打ち(打設)工事は鉄筋工事と同じくとても重要な作業です。
間違ってもコンクリートを流し込み自然に固まるのを待つだけなんてことはありませんので・・・(笑
ちなみに、ベタ基礎でもベースと立ち上がりを一発(1回)でコンクリートを打ち込む工法もあるのですが、住宅の基礎ではベースと立ち上がりを2回に分けて打設するのが一般的です。
どっちがいいかといえばコンクリートの打ち継ぎのが無い一発打設の方が理想だと思います。
強度的にも一体となったコンクリートの方が高いでしょうし打ち継ぎから水が浸透してくるなどということもあり得ませんので。
あ、これはベースが周りの地面より低い場合ですけどね。
でもこれは必ずしもコンクリート打設をベースと立ち上がりを2回に分けてする施工が問題というわけでもありませんし、コンクリート打ち継ぎがネックになるということではありません。
正しい施工を行えばなんの問題もありませんし、心配もいりませんので。
それよりもベースが周りの地面より低い基礎はちょっとどうなんだろうと思っています。
やはり地面の中に潜り込んでいる部分は湿気易いですからね。
ま、最近の基礎は設計GL(簡単に言えば建物まわりに設定されている地面の高さ)より基礎のベース天が高く設計されている基礎が多いとは思いますけど。
と、早速話しが脱線しているので元に戻します(笑
永和住宅さんで新築している建物のベタ基礎は、一般的なベースと立ち上がりを2回に分けてコンクリートを打設する基礎となっています。
今回はそのベースコンクリート打設時の状況記録と紹介となります。
実は・・・この時にちょっとした問題も発生しました。
そんな内容も記録として記事に書いていきます。
コンクリートを圧送するポンプ車もセットし、生コンを運ぶミキサー車も到着してベースコンクリート打設開始されました。
コンクリート工事をするには最適な時期にくわえ、天気もは快晴!
まさしくコンクリート日和です(笑
このコンクリートを打設する時の環境も大切となりますが、それについては後ほど説明します。
私のは場合はその辺を意識し、基礎や建て前をする時期を見込んでの着工~引き渡しというスケジュールを組みました。
とはいえ、いくら気候の良い時期といっても天候が悪かったら意味がないのでコンクリート打設日については永和住宅さんの現場監督とあらかじめ工程の確認はしていました。
先送りモルタルがキチンと廃棄されているかの確認を行いました。
写真的には前後してしまっていますが、この先送りモルタルの廃棄はコンクリート打設開始前に行うこととなります。
先送りモルタルって何?って方はこちらも後ほど“コンクリート打設のチェックポイント”で説明をしますね。
基礎外周の深堀りされている部分から深くなっている部分だけコンクリートを流しぐるっと一周してからベース全体を順番に打設していっています。
バイブレーターというコンクリートに振動をかける道具も丁寧に適切な使い方がされていました。
このバイブレーターの使い方にもコツがありまして・・・ってそんな説明までは必要ないかな?(笑
でも・・・ここで私の立ち合いは時間切れです・・・。
仕事の合間をみて立ち会っていただけなので。
しばらく見ていたのですがこの後は同じことの繰り返しで特に問題もないと思いましたしね。
そして仕事で自分の現場に戻らなくては・・・(汗
ということで打設完了時の写真が無いのが少し残念(>_<)
まぁ見慣れた風景なので別にいいと言えばいいんですけどね(笑
さて、今回のベースコンクリート打設時にちょっとした問題がありました。
↑この記事で「怪しい部分があった」と書きましたが、それがやはり施工上の問題ありましてorz
どんな問題があったかと言うとですね、、、
基礎の立ち上がり部分に“人通口”といって床下でも人が行き来できるような開口を設ける部分があるんですよ。(無い基礎もあるけど)
その人通口部分のベースと絡む下筋(鉄筋)接合部の定着、重ね継手がこれでいいのかなって思ってる部分があったのですが・・・・
会社や工法によっては独自の方法もあるのでそれほどそのパターンかと思ってたんです。
で、現場監督に打設開始時に「普通はこうだと思うけどこれで間違いないの?」って聞いたんです。
そしたら一応、設計に確認をしてみるとのことで電話で状況を説明して確認をしてみるとのことになりました。
ちなみに一枚目の写真がまさしく携帯で確認を取っている監督さんの状況です(笑
そして・・・その結果・・・
それはちょっと問題があるかもとの返事が。。。
あーーー!やっぱりかー! って感じでした(>_<)
自分で鉄筋チェックをしたときに確認をしておくべきだったと少し後悔。
とはいえ、既にコンクリート打設は開始されていて今更中止もできません。
というか、迅速に適切な対処をすれば止める必要もないんですけど(笑
とにかく、すぐさま適切な対処すべく必要な鉄筋の部材を準備するように指示をしました。
準備できる時間なども確認をする必要があったので打設は続けるので時間との勝負!
もし手配に時間がかかるようなら私が業者に手配をして調達するしかないかなと思ってたくらいなので。
でもすぐに準備できるとのことで良かったです。
現場の作業員の方がひとりすぐに鉄筋を取りにその間、コンクリートの打設は続きます。
そして短時間で鉄筋を現場にもってきてくれました。
そしてその作業員の方はコンクリート打ち込みに戻ってもらい・・・
結束線をもらって私が自分での不良個所是正の鉄筋作業に突入!(笑
そしてなんとか無事に間に合い何事もなかったようにベースコンクリート打ちが進められる状態になりました。
まぁ、ぶっちゃけ致命的なミスでもないので仮にそれが出来なかったとしても・・・
極端な話しそれで基礎が壊れるとか建物が壊れることは無いと思います。
(だからといって放っておいて良いって意味ではありませんし、ダメなところは直さなくてはいけません。あくまで私個人の考えですし今回は私の家なので)
だからそれでクレームつけるってこともしません(笑
でもやはり直すべき所は直さないとねって感じです。
少し厳しいことを言えば実際に施工をする人だけでなく、現場を管理する監督さんの確認、また会社としての施工チェック体制等がきちんとなっていればこのような問題も起きないんですけどね。
うちの会社には検査員というのが居て基礎の鉄筋工事が終わったら配筋検査を受けなくてはいけない仕組みです。
同じ会社の写真ならなぁなぁの仲だろ?って思うかもしれませんが・・・
それがどうしてなかなか・・・
そんな細かいことまで普通は言わんやろーってとこまで突っ込んでくることもシバシバ・・・イラってくる時も・・・(笑
で、是正内容があった場合、是正写真を付けた是正報告書を作成し検査済の書類をもらったら次工程のコンクリート打ちに進みます。
ま、住宅の基礎といっても今回のような鉄筋とは全く違い、ベースも立ち上がりもシングル筋ってことはまず無いですし複雑な組み方をするので仕方ないのかもしれませんけどね。
にしても住宅会社でここまでしてる方が少数派なんだろうと思います。
って、ここで仕事の在り方の比較をしていても仕方ないんですけどね(笑
あ、それともちろんそれは別の第三者検査機関による鉄筋検査は行いますよー。
ちなみになんですが第三者検査機関による鉄筋検査も行って問題ないことを確認済みです。
ただ、この第三者検査機関ってのも経験上、あまり信用ならないかと。。。。(笑
建築会社は第三者検査機関で検査もちゃんとするので安心です的なことを声高らかにいうケースがありますが・・・
最初に色んな住宅会社を探して話しをしている時にそんな事を聞いてもだから何?としか思いません(。-∀-)
こんなことを書くと誤解を招く可能性あるので一応、言っておきますと、第三者検査がいい加減って事ではないです。
ただし、検査を担当する人によって検査内容の結果にムラはあります。
彼らも毎日の仕事として検査をするわけなので業務的になり過ぎているのかもしれませんね。
大きな不具合や施工ミスは当然指摘するハズですが(じゃないと検査機関としての存在意義がない)、意外と細かい部分が指摘されないまま終わるケースがあるのも現実です。
あとは、建築会社が使う第三者検査機関は大体固定のところとなるので少しなれ合いなども出てくるのかも?
って書くと、不安になる人も出てくるからこの辺でやめとこっと(汗
繰り返しではありませんが、いい加減とか全く信用できないといっているわけではありませんので。
ただ、現実的な問題としてそれほど大きな問題とならない部分は指摘されないまま進むケースも珍しくないということです。
何はともあれ、最後まで立ち合いは出来なかったですが無事にベースコンクリート打設が完了してよかったです!
記事の最初にも書きましたが、基礎コンクリート打ち(打設)作業はとても重要な作業です!
そのため、チェックしておきたいポイントがいくつもあります。
そのチェックポイントについてこれくらいは押さえておきたいとう内容を簡単に説明をしたかったのですが・・・
このまま記事にするとめっちゃ長くなるので別記事で説明をしたいと思います。
ということで・・・
今回も “家づくりブログ/新築で失敗せずに快適生活!” をご覧いただき、ありがとうございました!
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