クンシラン(君子蘭)の株分け実践

クンシランの株分け写真
今日はクンシラン(君子蘭)の株分けをはじめてやりました。
家づくりのブログなのにちょいちょい植物ネタが出てくるのは許してください(笑

でも、何回も言っていますが新しく建てる家で植物のインテリアを楽しんだり、植物があることで癒しや落ち着ける空間を作りたいという想いがあるので全く無関係ではないと思ってるんです。

現に、家を新築すると決めるまでは植物に全く興味がなかったですし(汗

それが今ではどっぷりと植物にハマってしまっています。。。

ちなみに、今回のクンシラン(君子蘭)の株分けは我が家で株分けをしたわけではないんです。
今度、新しい家を建てる予定の土地に建っている実家にあるクンシランの内容です。

 

実は、新築で家を建てようと思ったひとつのキッカケが父の他界でした。

一昨年、父が他界をして母ひとりでの生活となりました。
私を含めた子供は全員世帯を持ち別の場所で生活をしています。

父が他界したのは病気で年齢的には現代の平均寿命からみればはまだまだ若い歳でした。
母もまだ介護が必要とかという状況でもなく普通に一人で生活はできますが、それでも高齢には違いありません。

たぶんこの先歳を取るにつれて不便があったりするでしょうし、こちらも色々な心配してしまうのでこの際完全二世帯住宅として家を建てようかというところからスタートしたんです。

早かれ遅かれ、いつかは新しい家を建てる必要性に迫られると思っていました。
いつかは今住んでいる家、実家ともに家としての限界はきます。
あと何十年も持つかどうかを考えるとちょっと難しいかなと。

家が限界を迎えたときに年金を貰う歳になってからじゃどうすることもできませんし(汗

あれ・・・今回はクンシラン(君子蘭)の話しだったのがちょっと違う方向に話しが進んでいますね・・・(笑

 

ここらで話しをクンシラン(君子蘭)に戻すます!

今回記事にするクンシランは他界した父が大切に育てていたものなんです。

父は植物が大好きで庭では畑を作り収穫時期になると色々な野菜をくれました。

野菜栽培だけでなく、庭木や盆栽も好きでした。

今回実家を建て直すにあたり少し庭木は残すつもりではいますが、その大部分は処分をします。

大きな桜の木や柿木は二世帯というそれなりの大きさの建物を建てる時に残すのが難しいんです(>_<)

ただでさえ、駐車スペースを5~6台キープするつもりなので、それだけでも結構なスペースを使いますからね。

大型の庭木などは残すのに限界がありますが、クンシランはちょっとしたスペースで育てられますし、室内でも楽しめるので父が大切に育てていたものを引き継いで育てようと思ったんです。

クンシランの寿命は驚くほど長いみたいですからね。
世代を超えて育てるなんてザラのようですし。

でもそこには大きな問題が・・・。

父が他界をして2年近く経ちますが、何もわからない母は水やりだけ適当にしていたようなんです。
それでも枯れることなく育っていました。
枯れるどころか・・・子株が出来てそれがめっちゃ成長してる(汗

鉢もとっても窮屈そうな状態になっていましたし、父が居なくなってから植え替えもしていない状態です。

そこで植え替えがてら、一度キチンと株分けをして整理することにしたんです。

株分けをすることで父の育ててたクンシランを兄弟たちにも上げれますし親戚などで欲しい人にも分けてあげれますしね。

そうした方が父も喜ぶ気がしたもので。。。

 

ということで、クンシランの初株分けに挑戦をいました!

君子蘭子株成長コレが子株が出て成長した状態のクンシランです。

見るからにもさもさと育っています・・・。

でも今年も綺麗なオレンジ色の花を咲かせていました。

花が咲き終わった後はあらかじめ花がついていた茎を切り取っておきました。



種を取りならそのままにして置けばいいのですが、そうじゃない場合は花茎を取らないと種を作るために栄養がそちらに回り株が弱ります。

そして来年の花付きが悪くなる場合もあるそうです。

ちなみにクンシランの植え替えや株分けは5月ごろが良いらしいですが・・・
なかなか機会が作れず6月になってしまいました。

でもなんとかなるハズ!

そして作業スタート!
クンシラン鉢から抜くまずは鉢から株を取り出しました

根がパンパンになっているのか逆さまにして揺すったりしながらなんとか取り出すことができました。

鉢を逆さまにして落とさないように注意をしながら取り出し作業をしていたのですが・・・

結構重たくてかなり力を使いました。。。

そして鉢からすっぽりと抜けたクンシランの株の様子。

思った通り根が鉢パンパンになっていました。

取り出すとき逆さまにした時点で鉢底穴から根が出てたので想像はしていましたけどね(汗

根をなるべく傷めないように根をほぐしながら少しづつ土を取っていきます。

片手で持ちながら土をほぐし取ってたわけですが、、、
これがまた重たくて力を使う・・・(・_・;)

クンシラン君子蘭根の土株を横に寝かせながらやっても良かったんでしょうけど、横に寝かせてゴロゴロ向きを変えると葉が痛むかなぁと思ったんだけど・・・

みんなどうしてやってるんだろ?

大きくなったクンシランは土が付いているとかなり重たいんだけど。。。

それに表面の土が取れても奥部分の土ががなかなか取れない(>_<)



片手で株を持ちつつ、もう片方で土を落としてたら最期は腕の筋肉がプルプルしてきました(笑

まだ先は長いなぁと思いながら土を手作業でほぐし落としていたのですが、ふと思いついた事が!

土を水で洗い流せばいいのでは!?

って思ったんです!

 

根の水洗い早速ホースを使って根を水洗い。

基本は根だけを洗い、できるだけ葉には水が当たらないようにします。

葉の隙間に水が溜まって腐ったりするからです。

ホースを使って水圧を調整しながら根を水洗いすると、土が面白いように中から流れ出てきて根の奥の土もほぼ無くなり、きれいな根の状態になりました!

そうしてやっとここからが株分けの作業です。

複雑に絡み合っている根はもみほぐしながら出来る限り傷めないようにほどいていきます。

揉んだり揺らしたりしながら少しづつ根がほぐしていきます。

そうしているうちに、小さな子株がグラグラとし出してきます。

その状態で子株を揺らしたり緩んだ根の絡みを取ったりを繰り返していると小さ目の子株が分かれました!

問題は大きな子株です。
もう子株の「子」なんてレベルじゃなかったけど。。。(笑

これは根をどうにかしてとかってレベルではありませんでした。

茎の根本で引っ付いてるというか一体化しているというか・・・

そこで包丁で株の根本を切ることにしました。

そうする場合は一緒に根をバッサリと切ってしまわないように注意する必要があります。

根を分け株の付け根にダイレクトに包丁を入れて根は残しつつ株元だけをザックリと切りました。

なんかキャベツの中心を切っているような感触でした(笑

 

そんな風に解き取ったり、切り取ったら格闘を続けながらやっと全ての株分けが完了!

株分け無事完了何個ものクンシランに分かれた写真ですが、写真に写っていないだけで他にもまだ分けた株があります(・_・;)

切り口を少しだけ乾かすのにこの状態にしておき、その間に植え込み用の土の準備を始めます。

今ハマっている観葉植物は土をブレンドして使っているのですが、クンシランは今回が初めてで観葉植物やサボテンとは少し感覚が違うと思い、素直にクンシラン用の土を購入して使う事にしました。

クンシランの少し土配合でもクンシラン用の土を実際に見てみると思っていた以上に粘っこいというか・・・
クンシランは基本的に水はけの良い土が適しているらしいので少し赤玉等をブレンドして土を改良しました。
(必要なかったのかもしれませんけど)

あとは鉢底にネット、鉢底石となる軽石を敷き準備した土を底の部分にある程度入れます。



そこにクンシランの株をそっと置き、更に土を増し入れしていきます。

この時、少し入れては揺らしたり指や割りばしで突っついたりしながら根の隙間にも土が入るようにしていきます。

そうしいと、沢山の根があるもので一気に土を入れてしまうと根の間にうまく土が入り込まないと思ったからです。

そして最後に土の表面に赤玉(小)を敷き詰めました。
コバエなどの虫が付きにくくするのと見た目が普通の土よりキレイなので。

クンシラン株分け成功?!その作業を一株、一株続けてやっと全ての株分けしたクンシラン(君子蘭)の鉢植えが完成!

2つの鉢から株分けして出来たクンシラン(君子蘭)は11鉢!
(写真は1つだけクンシランじゃないものが写っている)

いや~ 一気にクンシランの鉢が増えました!



それにしても今回のクンシラン(君子蘭)の株分け作業に半日以上かかってしまった上にしゃがんでの時間が長かったせいか腰が痛い・・・(笑

ま、でも初めてのクンシラン株分けにしては上出来だったと思っています!
この後は水をたっぷりと上げて少し日陰になる縁側に移し養生をさせました。

全ての株がしっかりと根付き、元気に成長してくれると良いな(^^)
それまではちょくちょく様子を見に実家にいかなくては!

安定したら兄弟や親戚など欲しい人に上げたいと思います。
もちろん自分の分はシッカリキープしますけどね!

ということで、家づくりネタではありませんが、最期までお付き合いありがとうございました(^o^)/

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