前回は地鎮祭後の建物の配置と設計GLの確認について書いていましたが、、、
配置計画だけで記事が長くなってしまったので今回はその続きです!
地鎮祭が終わって建物の配置確認をしたことが前回の話しで今回は設計GLの確認についてです。
“設計GLって何?”って方は下の記事をご覧ください。
さて、その設計GLを現地で説明を受けて確認しました。
新しく建てる建物に対しての敷地・地面の高さである設計GLですが今まで図面上だけで理解していたのを実際の現地で感覚的に見れるわけです。
設計GLも当初から考えていた通りだったのを現地で確認できたのでサクッと承諾をしました!
こうして着工前の建物の配置と設計GLがアッサリと決定しました。
これでいつでも着工できる準備が整いました!
以上です!
って終わらせてもいいのですが・・・
折角なので設計GLを決めるための注意点やポイントをまた説明しようかと思います!
なんか、、、このブログは家づくり実践記的な内容のハズなのに注意点やポイントアドバイスなど少し趣旨が違うような部分も多い気が・・・(笑
今回は施主という立場でブログを書いてるのですが仕事では逆の立場なので参考になる部分があると思うので興味があれば読んでください(^^)
設計GLを決める注意点・ポイント
設計GL(建物に対しての敷地・地面の高さ)は着工前に必ず確認すると思います。
その確認は「設計GLの高さはどうましょう?」という感じではなく、
「ここが設計GLの高さとなります」という説明が殆どだと思います。
なぜなら前回の記事でも触れましたが着工直前の段階では“建築確認申請書”が既に提出されて確認がおりているからです。
ということは、建物の配置同様、既に設計GLも決められた状態で確認がおりていることになります。
そのため、基本的にはその場で「どうしましょう?」と打合せをして決めるものではないんです。
この設計GLも配置同様に初期の時点で建築会社さんと打合せを行って決めておく方が間違いありません。
そしてそれを実際に現地で確認するという形が一番良いかと思います。
そうすることで思い描いていた中身と大幅にズレているということは回避できます。
配置と同じで建築確認申請の手続きを終えている状態なのでGL高さを変える事は“建築確認申請書”の出し直しが必要になる可能性もあります。
そうなると時間的なロス、費用的なロスが発生してしまいます。
まぁ、よほどの理由が無い限りは設計GLを建物を建てる前の地面高より低く設定している事はないと思いますけどね。
特に初期の段階で要望しない場合は最初は工事する前の地面高さや隣地と同じくらいに合わせた高さに設定してある場合が多い気がします。
確かにそれが無難と言えば無難な気もしますが・・・。
ただ今は少し前では考えられない気象状況などが普通に起こったりしていますよね。
過去に地面が水に浸かったり、道路が水に浸かったりしたことがあれば今まで以上に水害のリスクが高まっていると思います。
だから折角新築するならそのような土地の場合は今までよりも敷地を高くする事を考えておいた方が良いと思います。
また水害などに備えてではなくても設計GLの高さを上げた方が建物の最上部の高さも高くなり見栄え的にも良くなる傾向があります。
だからと言ってGLを高くすることにもデメリットもあります。
それは費用が高くなるという点です。
建物本体の費用は殆ど変わらない場合が多いです。
(特殊な地形などの場合や条件によっては基礎の形状など変わる等条件にもよる)
建物本体の費用は特に変動しなくても実際には建物の廻りの外溝関係で費用がかかる可能性が出てきます。
地面を少しくらい上げるのに土くらいなら基礎をする時の根切で出た土を使える場合は極端に費用が高くなるということは無いかもしれません。
(土質にもよるし土地の大きさ、地盤改良等の工法にもよりますけど)
それでも結構な設計GLを結構な高さに上げる場合は客土(土を購入し搬入する)が必要となり費用がかさばります。
また、その高くした土などを止める土留め工事なども発生します。
他の敷地に土が流れ込んだり雨を垂れ流すわけにはいかないですからね。
それだけでなく設計GLを高くするということは当然のことながら玄関ポーチも高くなるのでポーチの段も増えますしアプローチ等も外溝でどうするか考える必要もあります。
直感的にわかるとは思いますが、設計GLを現状より高くするということは、上げる高さにもよりますが外溝にそれなりのお金がかかることが珍しくありません。
そこまで計画を立てて外溝費用も見込んでの費用面の計画を立ててるなら全く問題ないですけどね!
あとは高齢の家族がいる場合は地面を上がり下がりすることも配慮した方が良いです。
毎日のことですし仮に今は全員が健康でストレスなく上がり下がりが出来てももこの先それが苦痛になるとも悲しいですしね。
設計GLは新築計画初期の時点で決める!のがポイント
結局、建物の配置同様、建築会社が“建築確認申請書”を提出する前に設計GL高など間取りや仕様などと同様きちんと話し合いをして決めておくことお勧めします。
後々、後悔することもないですし新築するために必要な総予算も把握し易くなりますしね。
建築会社によっては設計GLを高くすることで必要費用が高くなり建物の契約に二の足を踏むのを嫌いサラッと流そうとするところもありますよ(´ー`)
新築の家を建てるというよは結構な決心が必要ですよね。
大きなお金も動きますし。
家について色々考えるのは当然だと思います。
しかし、新築する建物だけのことばかり考えるのでなくその他の事にも意識を向けましょう!
そういう意味からも建物の配置同様に設計GLも最初の段階で総合的に考え建築会社さんと相談をして希望する形に設定をしてもらいましょう!
そして納得できた状態で建築会社には建築確認申請書等を提出してもらうようにしましょう。
いよいよ新築工事が開始するというタイミングで
“それじゃ仕方ないな・・・”
なんて妥協することが無い様にしなくてはいけませんからね!
そもそも住宅を新築するのに着工直前から妥協や後悔なんて悲しすぎますから(汗
ってことで、今回も我が家の実践記というより設計GLに関して思う事を綴った内容となりました。
今回も “家づくりブログ/新築で失敗せずに快適生活!” をご覧いただき、ありがとうございました!
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