基礎工事の下準備も整い、いよいよ本格的に基礎工事です。
・地鎮祭も終わり、遣り方・丁張りで正確な建物の配置、高さの基準点を出す。
・基礎の下になる配管等の埋設工事。
ここまで完了して次のステップです!
ということで今回は基礎工事の“根切り”と“砕石敷き”についてです。
基礎の根切り作業とは?根切りのポイント!
住宅を建てるために着工をしているということは建物の設計GLが既に決まっています。
設計GLについては↓の記事を参考にしてください。
そして当たり前ですが、設計GLが決まってるということはそこから計算をすれば基礎の底となる高さも計算で出てきます。
根切りとは、その基礎の形状に合わせて地面を掘削(掘る)作業のことです。
根切り作業のポイントは土をただでたらめに土を掘るのではなく最後に圧をかけつつ、きちんと平滑に仕上げることです。
根切を平滑に仕上げる必要があるのは理由は単純です。
この時点で基礎はこの根切面の上に作りますが基礎の高さは既に決まっています。(建物の高さも決まっている)
そしてその基礎は根切の上に砕石敷き・捨てコンクリート、ベース~など順番に作られていくわけですが、作っていくそれぞれには設計に応じた厚み(寸法)が決まっています。
いい加減な凸凹があったり根切が少ない部分があれば、根切に上に施工するもの決められた厚みが確保できないということにもなりかねません。
これは基礎の精度に関わってくることなので。
また度合いにもよるのでしょうが・・・根切り面が安定しないと基礎が傾く可能性もあると言われています。
「どうせ土に埋まる部分だから」等といい加減に根切りをする施工業者は少ないと思いますが・・・
それでも確実に行われているかどうかを現場監督が最期に確認するのが望ましいですね。
というかすべきです!
と思って私はいつも確認はしていました。
信用できる業者さんを使っている施工店でもやはり人はミスなどする場合もありますからね。。。
ま、自分の仕事のことは今回は関係ないですけど・・・(笑
後は敷地の土質によっては天候も気にした方が良いと思います。
水はけの極端に悪い土、粘土質などの土で大雨の中掘削作業などをしていると酷いことになるケースもあります・・・。
掘削というからには当然、周りの土より低くするケースが多いです。
掘っている部分に降る雨だけでなく周りの水も掘っている低い部分に集まってきます。
そこで水はけの悪い土を重機でいじっていたらどうなるのか・・・
大体、想像はつくと思います・・・(笑
根切りの次は砕石敷き作業です。
砕石敷きとは?砕石敷の施工ポイント!
“砕石敷き”とは簡単に言えば、根切った土の上に定められた厚みの砕石を敷くことです!
この砕石を敷く理由としてはざっくり言えば“地盤面の安定化”です。
根切りで土をいくら平滑に仕上げても一度機械で掘り乱された土は柔らかいのでその上にいきなり基礎を作るのは不安定です。
なので砕石を敷くことで地盤面を強くし且つなじみを良くするわけです。
砕石敷のポイントは根切と同じく、平滑な仕上げにすることです。
あと定められた厚み、品質を確保することです。
その他に大切なことはシッカリと転圧作業を行い砕石を締め固めることです!
この転圧作業をシッカリすることで敷いた砕石が地盤面を強くしてくれます。
転圧の砕石の厚みや用途よって方法は色々とあるのですが・・・・
そんなことまで説明しているとキリがないので割愛します(笑
ちなみにですが、地盤や施工方法によってはこの砕石敷きが無いケースもあります。
例えば地盤改良で基礎底全てをカチカチの土に改良した場合などに砕石を引かないケースもあります。
(地盤改良とひとことで言っても色んな方法があるのでケースバイケースですが)
って・・・砕石敷きをする我が家には関係のない事を書いてしまった・・・(笑
というわけで(どういうわけか知らないけど)、我が家は根切り作業と敷砂利まで完了です!
工事の進捗は永和住宅の現場監督さんに予め聞いて把握をしていました。
なので砕石敷きの際には十分転圧をかけるように事前に確認の意味を含めてお願いをしました。
そして現場を見に行くとシッカリと締った砕石の盤が出来ていました!
建築現場は仕事としてよく見てきた景色なので特に目新しくも映りませんが・・・
それでも我が家が少しづつ形になってくるとなんか嬉しいですし、この先も楽しみです^^
今回も “家づくりブログ/新築で失敗せずに快適生活!” をご覧いただき、ありがとうございました!
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